黒子のバスケ 20/藤巻 忠俊 感想

黒子のバスケ 20 (ジャンプコミックス)

黒子のバスケ 20巻『オレは知らない』

準決勝に勝ち進んだ誠凛。
黄瀬涼太の海常VS元「キセキの世代」・灰崎祥吾率いる福田総合の勝者が次の誠凛の対戦相手に。
灰崎は、黄瀬が一度も勝てなかった因縁の相手。
その灰崎に技を奪われ苦戦するが、新たな技を見せ!?


20巻記念!初版限定藤巻先生描き下ろしポスターがついてくる!

黒バス20巻感想。例によって長いよ!

172Qから180Q、海常VS福田総合戦の決着から洛山VS秀徳の前半まで収録。
=「信じてますから黄瀬くん」回からグリレボ回まで。

表紙・背表紙:赤司征十郎

満を持して赤司表紙キター!!
前も別記事で書いたけど、どアップ!目つき悪いけど少年ぽくてかっこいいなぁ。
ラスボスの風格あって素敵。この絵好きだな。

背表紙

背表紙も赤司。
証明写真みたいだ。この服今までの流れからして洛山の制服なのかな?
薄いグレーのジャケットに、濃いグレーのシャツに、黒いネクタイって!
なんか普通のオサレスーツというか、闇落ちした帝光みたいだ。こういう配色の制服って実在するんだろうか。
アニメだと茶色のジャケットに白シャツだったけど変わるのかな。
洛山制服作中でモノクロ描写だとブレザーがグラデトーンで、シャツ白かった気がするような。まぁ海常制服も帝光くらい水色シャツなのにトーンじゃないしな…
あと背表紙の赤さんカラーもかなりオッドアイ強調、左目が黄色だ。
今まで作中では誰もツッコんでないけど、一応これはそういう理由付けのエピソードがいつか来るんだよね…?
しかし記念すべき20巻で表紙背表紙ジャックとか流石ラスボス!中々背表紙に来なかったのは試合待ちだったのかな。
なんか赤さんは色々優遇されてるよね!名前初登場がタイトル否定だったり、ちゃんとした顔見せがキセキ大集合だったり、初試合で表紙背表紙ジャックしたり。しみじみ最後まで格落ちしないといいなぁと思うね…

あとオビ。


「赤司、降臨!」て!!おいおい部活のバスケマンガだぜ!
何様俺様赤司様…いや天帝様か。
それから告知によると12/28発売のジャンプNEXT2013WINTERに帝光中時代の「キセキの世代」ポスターがついてくるらしい!!!あと番外編マンガも!(http://www.shonenjump.com/j/weeklyshonenjump/wj_next.html
楽しみだなー!
キセキと聞いて簡単にホイホイされるよ。番外編はバランス取って誠凛でお喋りしよっかかな。

初版限定描き下ろしポスター:誠凛勢ぞろい

誠凛バスケ部15人+カントク・2号が横並びで走ってるポスター。
いかにも主役校、誠凛の若々しい青春なカンジでいいね。
なんか黒子やかがみんが穏やかな顔してるカラーを久しぶりに見た気がする。
しかし藤巻先生本誌センターカラーで海常VS誠凛ポスターもあったし、先週もセンターカラーだし、ほんとお疲れ様です。素晴らしい表紙をありがとうございます…!

本編感想

第172Q「ジャマすんじゃねーよ…!」

海常というか黄瀬くんが劣勢になってる海常VS福総戦。
キセキの世代クビになってても、黄瀬くんと遜色ない身体能力の灰崎登場とか。帝光は本当に人間の世界の中学なんだろうか…。
「それでもアイツが負けるわけ…」のかがみんはちょっと動揺しすぎだと思うの。
黄瀬くんの彼女を奪った灰崎。しかし彼女ではなかった!
中学の男子運動部で彼女NTRとかすごくめんどくさく揉めそうだな。趣味グラビアの青峰さんが可愛く見えるレベル。
この辺の黄瀬セリフが本誌に比べてマイルドになっててワロタ。反響大きかったんだねw
「見た目だけで群がってくるバカ女」はメタセリフなのかとちょっと思ってた。
しかし女や肩書より男との約束を取った黄瀬くんは流石だね!
この左の拳突き出すのと、黒子が無反応なのがまた…w

第173Q「やめとけよ」

出だしのフォームレスシュートの演出かっこいいな。
完全無欠の模倣(パーフェクトコピー)は夢が広がるね。キセキ連携技とか使ってほしい。動いたら映えそうだしアニメで見たい。
そして灰崎退部の帝光回想。帝光赤司キター!アップかわいい。帝光の時は美少年だなー。決勝で洛山倒したらこの顔に戻るのだろうか。
灰崎に胸倉掴まれても平然と長セリフを喋る赤さん。これ殴られたらどうするんだと思ってたけど、能力開示後見るとむしろわざと胸倉掴ませてあげてたのか…。
今まで僕の命令は絶対だとか言うのは高校赤さんだけで、中学赤さんは真面目な知将かと思ってたけどそうでもなかったでござる。


そして復讐者灰崎VSキセキのおとん青峰。この巻の灰崎小物化一直線だなw
一発KOって青峰が強いのか灰崎が弱いのか…。このマンガはバスケにおいての強さがそのまま肉弾戦の強さな気がする。
真冬の東京の夜に気絶したまま置いてかれた灰崎のその後は結構ヤバいような。
しかし灰崎くんはバスケをなんとも思ってないのに、わざわざキセキの名前ほしさに静岡の高校に入学してWC準々決勝まで来て暴力沙汰まで起こすとか、かませの手本みたいなやつだな。


この回のNGのむっくんかわいい!お菓子食べてるww
パフェコピ背後のペルソナ…掲載誌的にスタンドか?は相手にも見えてるんだねw

第174Q「もらっとくわ」

準決勝当日の日常、バッシュを買いに行く黒子さんとかがみんや洛山メンバーの顔見せ回。
アレックスからは時々80〜90年代ジャンプの匂いがする。
百万回言われてそうだけど、主人公2人が新品のバッシュで準決勝って…いやまぁマンガだけどさぁ…。これ2人共何かの伏線だったのかな。
電話一本で桃井青峰呼び出してバッシュ用意させる黒子さんマジ黒子さん。桃井便利すぎる。
あと桃井のあだ名呼びで「カガミン」が公式に。かがみんまであだ名呼びなのに赤さんは赤司くん呼びなのはなぜなんだい桃井。
青峰とかがみんの1on1は青峰快勝でなんとなく安心。あんまりかがみん一人が最強になりすぎても微妙な乙女心。
かがみんにつっこまれてたけど青峰は多分試合全部終わったのにオイシイ出番が優遇されてるなー。というか負けてからも試合のともちげ解説したり黒子のシュート練付き合ったり灰崎KOしたりバッシュ渡したりかがみんレクチャーしたりポエムったりと大活躍なフォロ峰さん。


洛山メンバー顔見せ。初登場のレオ姉の顔こわいなw
残りの無冠3人は全員洛山にいる。後がなくて詰めた余りもの感やべぇ。無冠の3将くらいにしておけばよかったのでは…
無冠5人揃ってる図も見てみたい。花宮の血管が切れそうな気がするけどw
5年間連続三大タイトル総ナメの洛山がこれから新設校に負けて連戦ストップ展開になるのか…。現実的に考えると1年主将だしIH出てないし部員やOBから語り継がれるレベルですごい叩かれそうだなと、ちょっとしょっぱい気持ちになるね…

第175Q「教えてやる」

赤司と緑間の帝光時代の将棋回想。
中学赤司くんは普通に将棋したり微笑んだりするんだね。
この時はそういえば負けたことがないな〜興味あるな〜けど負けないなぁ…みたいなぼんやりした感じだったのが、どうして高校ではすべてに勝つ僕は全て正しいとかこの世は勝利がすべてとか言い出すようになってしまったのか。負けたらアイデンティティを全否定される何かがあったのか…。


最初この将棋回想が最初に入ったから緑赤戦は青黄戦みたく、キセキ2人の因縁メインで進むかと思ったらともちげだった。秀徳メモリアルと赤さんのネタ合戦だったね。
赤さんについては決勝戦でがっつりやるからそこまでネタバラシができないのかもしれないけど、もう少しこの2人の掘り下げは見たかったなー。小説版のテスト点競ってた設定とか生きてるんだろうか。まぁ普通に主将副主将で仲良かっただけなのかもだけど。
あと地味に明かされる緑間っちがキセキ副主将設定!キセキ内ヒエラルキー低そうなのにw
他の面子を思い浮かべると、まぁ消去法だとそうだな…と納得せざるを得ない人選ww


秀徳と洛山の入場。
黒バス世界の観客は無駄にノリがいいな。プロレスの入場みたいだw
最強校な割にキャラがイロモノ揃いで濃い洛山。何故ラスボス校にカマキャラを入れたんですか藤巻先生…!
1年主将でも和気藹々としてる。これは王者の余裕というか、赤司の統率力・カリスマの現れなんだろうか。
無冠3人は打倒キセキとかで洛山に集まったんだろうけど、それがどうしてキセキの主将を1年でチーム主将にして尚且つチームの雰囲気がいいのか。この辺は決勝で回想とか来るよね…?
赤さんが最初からスタメンで出るのは珍しいっぽい。出場には監督の許可が必要。
舐めプなのか別の理由があるのか。うーん謎が多いねえ。怪我とか病気のリミット設定は嫌だなぁ。


負けを知ってる緑間さんのセリフはこれまでの積み重ねの重みがあっていいものだけど、彼が「お前に○○してやる!」って啖呵切るのは大体負けフラグな気がする。

第176Q「それだけのことだよ」

洛山監督・白金永治登場。
帝光関係者以外で名前に白がついてる!これは大物監督の予感!!
白金「赤司の指示に従え」
……ダメだったー!やっぱこの世界の大人の監督は総じて置物だった――!
決勝で真の力でも明かされるのかそれとも名前の出ない洛山5番の身内だったりするのか…。まぁあんまり監督が活躍しても赤さんの知将っぽいところが中途半端になりそうだしね。
わざわざ赤司に眼を使えと言いに行く緑間さんにワロタ。なんか煽られて帰ってくるし
小太郎の必殺ドリブルが炸裂。3本でこれなら5本の騒音すごそう。練習でうるさそうだ。

NGのWエースかわいいなぁ。NGむっくん鉄板過ぎるww

第177Q「オレは知らない」

まさかの宮地さんメインの回想が!対して1コマで片づけられた木村さんに顔面格差を感じる。宮地さん努力家で成績もいいのにドルオタなんて、黒バス界に残念じゃないイケメンはいないんだね。地味に大坪さんまでアイドル好き…!まぁオヤジくくりされても高校生だもんな。
翌日緑間さんがあのアイドルうちわを持ち歩いてたと思うと笑える。

第178Q「すぐにわかるよ」

巻頭カラーでズガタカ…赤司の能力お披露目回。
インターバルでもジャージを羽織ることを忘れない赤さん。寒がりかっ
邂逅する洛山と誠凛。黒子さんと赤司くんは作中会話したの初めてじゃね。
黒子さん赤さんに関しては13巻以来ずっとだんまりなの気になる。いつもは(バスケ以外の)他キセキ情報とか好き嫌いとか言ってくれるのに。
そして対峙する赤司くんとかがみん。ズガタカされこかされるかがみんwwこの2人だと毎回かがみんが危害を加えられるのお約束なのwww
しかしかがみんがさりげなく秀徳負け扱いに…
赤さんは身長コンプ持ちなんだろうか。まぁ中学も高校もあんな巨人たちに囲まれてたらそうなるか。アニメアバンで公開処刑されてたしね。


後半はついに赤司VS緑間。身長差と書いてミスマッチと読むよ。
赤さんの能力は相手の動きの未来が見える眼。相手が動く前にボールカットできると。
…それはつまり跡部的な眼力ってこと?スケスケなの?


NGのレオ姉が「恐ろしい子…!」みたいな顔してるww
外さなくても「頭が高いぞ」って結構ダサいと思うの…

第179Q「諦めていません」

サブタイトルに反して扉絵の緑間さんが遺影のようだ。眼鏡を外して繊細なカケアミで…なんなの。
学ラン下にユニフォームは学ラン校の特権だね。
これ本誌のアオリがひどかった記憶がある。


眼を使い出した赤さんにフルボッコされる秀徳。眼を使えなんて挑発しなければ良かったのにね…。
赤さんの眼の視野はホークアイ並。上位互換のPGスキルなのか。うん、わたしバスケのPGポジションを誤解してる気がする。
青峰さんの突然の場外解説によると、アイツのDFの前では動くことすら許されねぇらしい。っていうかなんで青峰より詳しそうな桃井相手に赤司解説を始めたの…!?そんなに解説したいなら会場に観戦に来いよ!
そして俺に勝てるのは俺だけだとはなんだったのか。キセキは同チームだからノーカンだったのか。謎。


赤司固有スキル名は「天帝の眼(エンペラーアイ)」
…イーグルホークの上位互換で突然のエンペラー!?
この名前って本人たちが付けてるんだろうか。むっくんが知ってたということは中学時代からこんな厨二ネーム名乗ってたのかwwでもまぁキセキ主将だしそれくらいの中二度はむしろ歓迎すべきなのかも。そもそも黒子さんの技名とかも割とアレだしね!
相手を転ばせるのは一応アンクルブレイクというバスケの技らしい。
かがみんへやったのは全く別の眼の応用で合気道みたいなことなのだろうか。あっちの方がすごい気がする

第180Q「似てんなお前らと」

秀徳回想…回想多いな。緑間と高尾の初対面から仲良くなるまで。
なんかこの話単体だとイイハナシなんだけど、本誌読んだときは微妙な印象だった。
今まで高尾は正邦とか笠松先輩とか木吉とか相手のこと気にかけて調べてたけど、あんまりキセキのこと知らないしそんな興味もないっぽかったのにそんな唐突に実は対戦してたとかえー…みたいな。初期の本当に強いんだろうなお前の同中とか黒歴史なのだろうか。ついでにこの試合で全然赤さんのこと知らないし調べてないっぽいのにーとか。
話の都合で仕方ないのだろうし後付でもまぁいいけど、あんまりに後から付けた接着面が丸見えだと萎えちゃうなっていう。でもコミックスで読むとそんな気にならなかった…かも。最近本誌読んでて、えーまた後付ともちげ…みたいなのに慣れたせいなのかw


高尾と緑間でとっておきの連携技、アリウープ3Pというかグリレボ。終盤に向けて光と影のバーゲンセールになってきたらやだなぁ…
この回のセンターカラーのアオリがグリーンレボリューションだったばかりに通称がグリレボに…。
しかし技の条件の制限があるとはいえ、大道芸みたいであんまかっこよくないのが難点。あと練習してる時きっと何回も緑間っちボールぶつけられたんだろうなって思うと笑ってしまう。
これは高さあるかがみんや他キセキには意味ないだろうし、対赤さん用の必殺技なのだろうか。
赤さんはやっぱ高さが弱点なのかなぁ。決勝で鳥のようなかがみんに届かない赤さん展開来そうだ…
うーんでも一瞬触れて撃って3P入るなら、緑間さんは高い位置でパスもらってミラージュみたいに一回上空にボール投げてからフォーム作ってジャンプしてシュート打てばいい気がする。セルフグリレボ。
いやわかってるよ!1人でシュート撃ってた天才がチームメイトと打ち解けて信頼して、失敗するかもしれないシュートを撃つようになるっていうイイ話だって!
わかってるんだけどさぁ…ww


NGは赤さんDBとか知ってるんだというか、この2人少年マンガとか読むんだねw
「真太郎すげぇ」って口調がまたブレてるwwなんか高校生っぽくてかわいい。

イラストコーナーとか質問コーナーとか

緑間+紫原の仲は「フツウ」って!
でも今まで黒火青黄から苦手としか言われてなかったから一番好意があるような。むっくんのフツウってとてもどうでもいい感あるけど…

あと監督たちの担当教科が判明…って皆普通に学校の先生なの!?
誠凛以外は強豪だろうに専任監督じゃないんだね。別にコーチとかがいるのかな。
っていうか全日本の選手だったのに教員免許取ったの??

まとめ

1巻に2試合あったのにどっちも主人公校の試合じゃない珍しい巻だったような。
このへん灰崎登場〜赤司初試合で毎週ネタ要素が絶えなくて面白かった。
次の表紙はかがみんかな。181QのNGが地味に楽しみw