屍鬼 11/藤崎竜 感想

199X年猛暑の夏から始まった凄惨な事件…。
外場村で起こった人と屍鬼による争いは、遂に終わりの時を告げようとしていた。
『生』と『死』に囚われ続けた両者に、果たして安住の地はあるのか…。今、その答えが出る……。

フジリュー版マンガ屍鬼最終巻。
SQを屍鬼のためにずっと購読してたので、本編はそっちで読んでいるのだけれど、意外だったのは巻末に小説版の原作者の小野先生のあとがきが収録されていたこと。コミカライズの経緯も書かれてる。これ最初に公開しておけば原作派とマンガ派の変な対立とかなかったのに…とか今更か。主上がサイプラ読んでたのが意外だったw


原作小説は未読で、マンガとどこが違うのかよくわかっていない…まぁ大筋は変わってないみたいだけど…
だからマンガだけ読んだ結末の感想を書くと、正直拍子抜けしたというか、消化不良というか…ええーそれで終わっちゃっていいのぉ!?みたいな。敏夫の話の終わり方もそれでいいのかと…これからホラー苦手だけど勇気を出して原作読もうと思うので、そしたらまた感想は変わるのかな。
ただ、フジリューはあっち側というか、人間の俗っぽい機微より、超越した存在とかを描く方が上手い作家さんだと思ってるので、沙子や静信の描写は良かったなぁと思う。
絵は綺麗だったし、特に黒(ベタ)の使い方が好きだった。話も登場人物多いし、内容的にもよくマンガにまとめたなぁと。お疲れ様です。
それにしてもやすよさんのセクシーさとか、相変わらず男のふとももサービスをきちっと描くフジリューまじフジリュー


屍鬼の連載は終わってしまったけど、フジリューは次どうするんだろう。角川のラノベの挿絵描いてるから集英社と専属契約はしてないのかな。SQの編集長がシマ氏みたいだからまたSQで描くのかなぁ。個人的にはもう少しマイナー誌行ってもいいからオリジナル話を自由に描いて欲しいなぁ。ついて行くんで!あとPUTITAKITYU2待ってます…!