さよなら絶望先生全書 感想

さよなら絶望先生全書(ANIMESTYLE ARCHIVE)」(小黒祐一郎/編)

さよなら絶望先生全書(ANIMESTYLE ARCHIVE)
http://www.style.fm/as/ztsbz/
http://www.style.fm/as/02_topics/topics/top_110413a.shtml

  • 価格/3150円(税込)A5判・並製・456頁(4色64頁、1色392頁)

個性的なキャラクター達とアバンギャルドな演出で、多くのファンに支持されている『さよなら絶望先生』シリーズ。Blu-ray BOXのリリース、イベント開催、新作CDのリリースなど、最近になって、その周辺の動きがますます活発になっている。
アニメスタイルが、その『さよなら絶望先生』シリーズのムックを刊行する。
本書は、アニメ版『さよなら絶望先生』の全シリーズを網羅した「完全読本」。450ページを越える大ボリュームの1冊で、内容は版権イラスト集、エンドカード集、歴代オープニング・エンディングの紹介、全話解説などなど。
そして、本書の最大の読みどころは、参加スタッフやキャストへのインタビューである。登場していただくのは下記の方々だ(掲載順)。



宮本幸裕(チーフ演出)/龍輪直征(副監督)/守岡英行(キャラクターデザイン・総作画監督)/山村洋貴(総作画監督
/NARASAKI(主題歌作曲)/大槻ケンヂ(主題歌作詞・歌)/宮本純乃介(プロデューサー)/長谷川智樹(音楽)/亀山俊樹(音響監督)/神谷浩史糸色望役)/上田燿司臼井影郎役など)/井上喜久子(大草麻菜実役など)/中野勝博(音響効果)/今石洋之(各話絵コンテ)/錦織敦史(各話絵コンテ・演出・作画監督)/久米田康治(原作)/MAEDAX(原作アシスタント・前田君役)/飯田孝(白泉社編集者・エンドカードプロデュース)/新房昭之(監督)

なお、他のスタッフ、キャストにもアンケートのかたちで参加していいただいている。

さすが456ページ、厚っ!重っ!みたいなw
カラーで版権絵やエンドカードが網羅されてるし、インタビューも充実してるしで満足な一冊。


版権絵が最初絶望少女達が絡んで露出度高めのが多かったのに、徐々に男ばっかりのものが増えていくのが絶望的で笑ったw 山村さんはいい脇を描くな…!
インタビューはスタッフ・関係者共に絶望先生原作が好きって方が多かった印象。なかなか原作付きアニメでもここまで皆さん原作マンガを褒めるってあんまない気がした。うれしい。でもなんか好きだけど大きく叫べない感じが絶望先生ぽいw
特にアニメ絶望はシャフトの宮本さんと龍輪さんの頑張りがかなり大きかったのかなぁという印象を受けた。まぁアニメが中心なので制作の中心の人が大きく取り上げられてるのもあるんだろうけど。テロップコメントはわかりやすいのが龍輪さんで捻ってるのが宮本さんらしいw


ただインタビュー時期が(人によって違うのかもだけど)懺の中盤辺りで行ったものが多くて、今読むとちらほら違和感が…神谷さんとか宮本さんが暗闇心中相思相愛がいつから流れるかわからない、予定では8話らしいみたいな話をしてたり(懐かしい)アニメ終わって結構経った今はどうなのかなぁと気になる。
ベッキー宮本氏が4期をやるなら予算よりスケジュールって言ってて、それでくめたんに連載後4年続けられるか聞いてたなら、その頃ならスケジュール合うのかな…むしろその時にはじょしらくがアニメ化してそうだ。いやそれより今はもう化とまどかの続編かな…。
あとインタビューこれだけあるなら、只野先生のインタビューも見たかったなとか、キャストは3人以外アンケートだったのどうよとかw
それからやっぱアニメ本編には関係ないけどラジオがスルーなのはさみしかった。絶望先生メディアミックスはラジオの存在も大きいと思うのに…。版権絵でもラジオのDJCDのジャケ絵とかは掲載されてなかったし。
まぁそういうのもちょいちょいあるけど、編集者の小黒さんは俗のシリーズ構成・脚本もしてるので、かなり制作の細かいところに踏み込んで解説とかインタビューとかしてて、かなりボリューミィな一冊。なんとなく絶望先生好きな人はこういうのすきなんじゃないだろうか(偏見)わたしは好きw BDマニアック鑑賞のお供におすすめww

さよなら絶望先生全書(ANIMESTYLE ARCHIVE)

スタイル
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