DGSイベントDVD「DearGirl~Stories~4 Lovers Only」感想


2011年4月23日パシフィコ横浜で行われた「神谷浩史小野大輔のDear Girl -Stories-」(DGS)の番組4周年記念イベント「Dear Girl -Stories- 4 Lovers Only」(DGS4LO)の模様を、ほぼほぼ完全収録しました。
リスナーの皆さんへの日頃の感謝を込めて、DGSを構成する「トーク(ラジオ公録)」と「作品(DGS響)」と「映像」と「歌(LIVE)」の4つの要素を全て詰め込んだ視覚的ラジオの集大成イベントに仕上がっています。
ぜひ、最後まで、お楽しみ下さい。

特典として、神谷浩史小野大輔、構成諏訪、内Pの4人によるオーディオコメンタリーを収録。ラジオでも語られることのなかったDGS4LOの裏話を交えつつお届けしています。

出演

神谷浩史小野大輔
遊佐浩二置鮎龍太郎代永翼楠大典(シークレットゲスト)

内容

DVD2枚組 約3時間(予定)

特典

24Pブックレット封入
神谷浩史小野大輔、構成諏訪、内Pによるフル・オーディオコメンタリー収録

Evernoteの肥しをどうにかしようよということで、これも大分前に書いてまとまってなかった4LOのDVDの感想。


イベントはチケットが取れなくて行けなかったので、発売をとっても楽しみにしていたDVD。
歌あり・ダンスあり・生アフレコドラマあり・コスプレあり・トークあり・過去映像アリで盛りだくさんすぎる3時間。
「最近の男性声優さんだってここまでやるんだ!(役者系アイドル芸人的なw)」と、 なんでこの2人が人気なのかよくわかる1枚。
DGSリスナーやパーソナリティどちらかが好きな人なら買って損は無い内容だと思う。笑いあり涙ありで充実しすぎてるw


感想を書こうとしても色々思うことがあってまとまらない…
なのでほんとざっくりとした感想になってしまうけど、とてもいいDVDだった。
このブログを読めば大体わかる通り、書いてる人はおたく気質なのでちょっと興味が出たら、飽きるまではまっちゃうタイプで、それ関連のサイトやったりブログ書いたりもすることもよくあるんだけど…
何かを追っかけていると「これ以上のものは、これから先追い続けていても出ないんじゃないだろうか」っていうピークを感じる瞬間がごくたまにあって、それが確信になってしまうと自分の中で対象の興味が完結しちゃうことがある。
エンドロールが流れるのを見ながら、若干そういう気持ちがしていた。
もういいんじゃないかって。これ以上追っかけていてもこれが到達点で、ずっと「あの時は最高だった」って思うんじゃないか、エンドロール最後にでっかく「完」って文字が出てきて、「いやーいい最終回だった」ってなるんじゃないかとwww


それくらい良いものだった。4年の時点の集大成・到達点としてこれができたのはすごい…と思う。
イベント自体もそうだし、このパッケージ化されたDVDもそう。
もちろん4LO後の放送も楽しいし、カラオケ回はDGSで多分1、2を争うくらい好きだったし、あとイベ前からそんな不安みたいなものはあったんだけど、4LOパンフで神谷さんが「4年間の集大成で一回からっぽにして5年目に挑む」的なことや、また大きなイベントするために一回一回通常放送がんばる的なコメントをしていて…あれがなかったら「もういっかな」てなってたかもw
まぁ別にエンタメだし娯楽だから何を好きでいて離れては義理立てするものじゃないし、もっと軽い気持ちで楽しめばいいのはわかってるんだけど…月の神谷費を考えるとあんま可愛い額じゃなくなってきてるからね!w


でも正直、レポートとか見たらどこも絶賛の嵐だったので、DVD見る前に期待値を上げ過ぎてしまったのかもなぁ…と反省したところもあったw
期待しすぎて自分の中でうっかりハードルのラインを「声優イベントDVD」から「一般のライブDVD」に上げちゃってたから、見始めて途中で「アレ!?」ってなってそこは下げたw
まぁ一般だとしても、ライブは1回だけだと絶対リハーサルっぽくなるというか、カメラ入ってるとミスできないのもあって、かなり慎重に確認してくアクトになっちゃうなーとか。
見ててやっぱ2人は声優さんなんだよなぁって思った。それは悪い意味じゃなくて…本職は声を使った表現をする人たちなのに、ここまで体張って全力でがんばってるのすごいなって。最近の声優さんはほんと大変だな…


DVDで見ると画面隔ててるからどうしても入りきれない部分があるなーと最初は思った。
いつものラジオの延長でDVD見ちゃうと、あまりにも本格的に組まれてるセットとお客さんがいっぱいいる感じに気後れするというか、近所のおもしろ兄ちゃんくらいの距離感だったのが、超人気アイドルになっちゃった的なww
でも見てくうちに引き込まれるというか、いつもどおりと言うかwwやっぱこのアイドルさんたち知ってる!近所のおもしろ兄ちゃんよね!ってなってくw
自分がリスナーだからやってることに対しての親しみや共感を覚えることもあるし、本人たちが一生懸命に真摯に向き合ってることは伝わるものだね。


まぁ何回か見た後だからそうまとめられるんであって、初見の時は、一々ヒィヒィ言ってライフを削りながら見てたww
もうね、歌始まったァアア2人で歌ってるぅううくまさんかわいいィ歌ってるおのさんイケメンんん笑顔可愛いいいヒィイイ踊ったァアアあああみたいな…ひどいw
一々感想書くととんでもなく長くなりそうだから書かないけどwwいっぱいいっぱいだったw
これ友達の家に遊びに行った時持って行って、みんなでマンガ読んだりだらだらしてた時間にBGVでかけてたら、最初はテレビのバラエティ的に時々見る感じだったのに、最終的に皆釘付けで見てたwwまぁ全員DGS知ってる子たちだったしね。


かなり本格的にライブ映像な画質。編集は悪くはないんだけど、ライブパートはちょいちょい「今そこじゃない!」ってカットがあるような。
ライブシーン見ながら、神谷さんは理想像をきちっと演じてくアイドルタイプで、小野さんはそのままの自分を発信して拡大してくアーティストタイプなんだろうなぁと思った。
ソロ傾向がまんまそうではあるけど。正反対の表現方法なのがおもしろい。お互いにない部分を補える良いコンビね。本人たちもそんなこと言ってたけどw
しかし2人体力あるなぁと。あれだけ歌って跳ねてバテてないのすごい。
本職歌手とかでもゼェゼェなったりするのに…。声優さんだからある程度の声量を出すのが普通の人より慣れてるのかな。
それとも息が切れててもそれを声に反映させない謎の技術でも身に着けてるんだろうか。肺活量が違うのかな??


でもやっぱオーディオコメンタリーが一番面白かったww
で、コメンタリー聞いた後にまた本編見ると120%楽しめるっていう。ダーティのあたりで爆笑できるようになるw
自分が本編見て疑問に思ったこととか突っ込みは大体コメンタリーで神谷さん・諏訪さんに消化されてた。
これ5000人が見てる大舞台でやること?とかそういうの。あえてやってたとか諏訪さんの掌の上すぎるわー。
あと、最後のEDメドレーの振りがやけに素人くさいなと思ったら本人たち考案だった…おぉ…いやあのエピソードはいい話だしかわいかったけど…。


個人的な思い入れが深かったところ。
最後の2人でマイクはずして肉声挨拶。これ、レポートで見た時に衝撃を受けて、映像を見てもぐっときた。
わたしは好きになるものが2次でも3次でも、結局マイク越しやフィルター越しの音声しか聞いたことのない人間は身近に思えないというか…思ってしまっては失礼というか…
人間として好きというより、そういう作られたキャラクター・タレントさんという「コンテンツ」が好きなんだろうなって思ってた。だからそこに1から作られたキャラであろうが、現実に存在する人間だろうが、それを楽しみたい自分にとっては差異がないという考え方をしていた。
だからわたしにとって「マイクを通した声しか聞いたことがない」って結構ポイントだった。神谷さんがやったことを例えるなら2次元嫁がモニターから実体持ってにゅって出てきたー!みたいな衝撃だったw
神谷さんはたまにわたしの変なこだわりとか、先読みしすぎの杞憂をピンポイントを突くような発言や行動を取るのでびっくりする。ホントわたしにとってどうしようもないタイプの人だなぁ…と思う(降参)


あとなんか安心したところ。
4LO関連の話は出演者も内容も盛りだくさんだったから、そういう大勢の人が関わってるイベントがあったりすると、その後、コンテンツの核の部分がぼやけてしまいがちだよなってちょっと心配してた。
けどパーソナリティ2人が自発的に前乗りしてパンイチコントやってたエピソードを聞いて、ああまだこの番組は大丈夫なんだろうなってなんか安心したw
やっぱDGSは大きいことをしたとしても、メインの人たちが面白いと思うことを自由にやって、それをわーって遠くで見てるくらいがいいなw


神谷さんも小野さんも性格や物事に対するスタンスは結構正逆に思えるけど、2人とも本当に根っこの部分というか仕事(客)に対して、生真面目で誠実でプロ意識が高いなぁ…としみじみ思った。ホームだと思うし、もっとゆるいイベントでも妥協してもここに来るようなお客さんなら喜んでくれたと思うけど、甘えないで全力で良いイベントにしようと向き合う、それはスタッフさんもそうで、だから支持されてるのだろうし、良い番組だなぁ、リスナーとして幸せだなぁと感動してた。


映像として見るなら牛久DVDやSYYの方が楽しいなと思ったし、オーディオコメンタリーありの方がおもしろかった時点で、勿論あの2人は好きだけど、わたしにとってDGSの楽しさっていうのは、パーソナリティやスタッフがおもしろいと思うことを、リスナー置いてけぼりでも全力でやるところであり、トークなんだな、と再確認できたDVDでもあった。
でも、ラジオが始まって、2人が声優としてブレイクして売れっ子になって、人気キャラもあって、個人で音楽活動も順調にやって、毎週のようにイベントをこなして、イベントスキルが磨かれた、そんな4年目の一番いい部分を切り出したようなタイミングで成功した奇跡的なイベントだと思ったし、番組に思い入れのある自分からすれば、それだけじゃない感謝をもらった。リスナーでいてよかったなって本当に思えるようなDVDだった。


2枚組で歌もトークもアフレコ劇も盛りだくさん、プラス楽しいオーディオコメンタリーが入って、笑いあり涙ありの、4年の集大成イベントとしてはこれ以上なくとてもいい出来だと思う。
もし神谷さんか小野さんの出てるイベントDVDどれか買うの迷ってるなら間違いなく真っ先におススメしたい。
この後何年か経って、その時にDGSや声優さんを追ってなくても、そのジャンル関連で購入した作品の中でベストのひとつになってると思う。できればそれはこれから越えてほしいベストではあるけど…w


ちなみに今確実に買えるのは超A&Gショップだけっぽいよ!
http://aandg.shop-pro.jp/?pid=33241561